JAL・ANA「介護割引(介護特別割引)」
介護のために島と本土を往復している職場の仲間から、
ぽつりとこんな言葉を聞きました。
「精神的にも金銭的にもしんどくて…」
その肩が少しだけ落ちているのを見て、
胸がギュッと締めつけられるようでした。
介護は、心も体もお金も削られる。
しかも、親元から離れて働いている方ほど移動の負担は大きくなる——
これは他人事じゃなく、明日は自分にも起こりうることです。
だからこそ「知っているだけで助かる制度」は知っておきたい。
今回調べて分かった、JAL・ANAの介護割引制度 を、
公式情報を元にまとめます。

■ JAL「介護割引(介護特別割引)」とは
🔗 参考:JAL公式(介護特別割引)
JALでは、家族の介護や看病、療養などで移動する人のために
「介護特別割引」 という運賃が設定されています。
▼ 対象者
以下のような目的で移動する人が対象です:
-
家族の介護
-
看病
-
療養支援
-
これらに付随する移動 など
※「家族」には2親等以内・配偶者など、一般的な続柄が含まれます(公式定義に準拠)。
▼ 同伴者も割引になる
これは意外と知られていませんが、
👉 介護目的で移動する本人だけでなく、「同伴者」も割引対象になる
(JAL公式に記載)
長距離移動の場合、誰かがついてきてくれるだけで
心の負担が全然違いますよね。
▼ 必要書類
搭乗時に提出(または確認)できる資料が必要です。
例)
-
介護保険の被保険者証
-
要介護・要支援認定が分かる書類
-
医師の診断書 など
※公式記載に準拠。
▼ 予約・購入ルール
-
対象となる区間に設定のある「介護特別割引運賃」を選択
-
座席数・対象便に制限あり
(ここは公式情報に準拠するため、必ず出発前に確認)
■ ANA「介護割引」について
🔗 参考:ANA公式(介護割引)
ANAにも同じく、
要介護・要支援認定を受けた家族を介護・看病する人 のための割引があります。
▼ 対象者
ANAが定義する対象は、
-
要介護認定
-
要支援認定
-
疾病・負傷などにより療養中で、医師の診断書等がある家族
を介護・看病・療養支援のために移動する人。
▼ どの便で使える?
-
片道・往復どちらも利用可能
-
対象便・設定運賃は公式で確認が必要
▼ 必要書類
-
介護保険被保険者証(要介護・要支援)
-
診断書(療養・看病の場合)
-
家族関係を証明する書類
※ANA公式の必要書類に準拠。
■ 【比較】JALとANAの違い(もぐまま簡単メモ)
| 項目 | JAL | ANA |
|---|---|---|
| 割引名称 | 介護特別割引 | 介護割引 |
| 対象者 | 介護・看病・療養のために移動する家族 | 要介護・要支援、または診断書が必要 |
| 同伴者の割引 | あり | なし(本人のみ) |
| 必要書類 | 介護・医療関連の証明書 | 介護認定証 or 診断書など |
| 予約条件 | 便・席数に制限あり | 同様に制限あり |
※いずれも最新情報は公式で必ず確認。
【追記】JAL・ANAの介護割引を“実際に使うための手続きと注意点”
ここからは、JAL・ANAの公式ページをもとに、
「実際にどうやって申し込むのか」「どんな点に注意すべきか」を
もっと分かりやすくまとめます。
制度を“知っている”だけでなく、“使える”ようになるための内容です。
■ まず知っておきたい「前提条件」
介護割引は、どちらの航空会社も 会員番号(JMB・ANAマイレージクラブなど)に割引登録を行うこと が前提になっています。
つまり、
-
① 会員登録
-
② 必要書類をそろえる
-
③ 割引を登録する
この3ステップをクリアしないと、対象運賃を予約できません。
■ ステップで見る「手続きの流れ」
【STEP1】対象となる家族かどうか確認する
JAL・ANAとも「親族の定義」に違いがありますが、公式では以下の範囲が一般的です。
-
2親等以内の家族
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配偶者
-
配偶者の両親
-
介護や療養に関する医師の診断書がある家族
※必ずJAL・ANAの公式ページで対象続柄を確認してください。
【STEP2】必要書類をそろえる
公式が提示している書類の例は以下です。
-
介護保険被保険者証(要介護・要支援の記載)
-
医師の診断書(看病・療養の場合)
-
家族関係がわかる書類(住民票・健康保険証など)
書類は航空会社によって異なるため、搭乗前に必ずチェックを。
【STEP3】マイレージ番号に「割引登録」を行う
もっとも重要な手続きです。
-
JAL:介護特別割引 → 所定の資料を提出し、登録承認が必要
-
ANA:介護割引 → 書類のアップロードまたは郵送で登録
登録は有効期限が1年の場合が多く、継続して利用する場合は更新が必要になります。
【STEP4】割引用運賃で航空券を予約する
登録が完了すると、対象便に「介護特別割引」や「介護割引」の運賃が表示されるようになります。
ただし、
-
座席数に限りがある
-
設定のない路線・便がある
-
早めの予約が必要な場合が多い
この3点には注意してください。
【STEP5】搭乗当日に書類を提示する
空港で、登録の確認や必要書類の提示を求められることがあります。
書類はスマホ保存よりも 紙または鮮明な画像 のほうがスムーズに確認できます。
■ よくある質問(もぐまままとめ)
Q. 同伴者も割引になりますか?
-
JALは“本人+同伴者”も対象になる路線がある
-
ANAは基本的に本人のみ
ここは大きな違いなので、家族と一緒に移動する場合はJALのほうが使いやすい場面もあります。
Q. 看取り・一時帰省にも使える?
公式には「介護・看病・療養に付随する移動」と明記されているため、
条件に合えば利用できる場合があります。
■ もぐままのひとこと
介護って、ある日突然ふりかかってきます。
その時、人は「冷静に制度を探す余裕」を失います。
だからこそ——
いま元気なうちに知識として持っておくことが、未来の自分や家族を助ける。
もしあなたの周りに
「帰省の交通費が負担になっている」
「介護で限界に近い」
そんな人がいたら、この記事をそっと渡してあげてください。
「知っているだけで救われる制度」は、意外とたくさんあります。
最後に…
この記事は、
JAL公式・ANA公式の情報をもとに
最新の制度内容に沿ってまとめました。
制度は変更されることがあるため、
実際に利用するときは必ず公式ページをチェックしてください。
そして、
あなたもあなたの大切な人も、
“知らない損”をしないように。
小さな負担が、少しでも軽くなりますように。